ver5.75以前の更新情報
5.75
- プレゼンテーション能力の強化
- メモの扱い
- 不等式の領域で,等号を含まない場合には,淡色で境界を表示するようにした.
- 指定した関数の残像だけを消去できるようにした.
- データパネルの各エリアについて,非表示状態にできるようにした.
- ユーザーインターフェースの改善
- 各関数について,残像消去,関数削除,プロパティ表示をデータパネル上の関数式の右クリックで行えるようにした.
- 以下のバグ修正
- 不等式の領域表示において,ゼロ領域が線ではなく2次元図形になる場合,正しく表示されない.
- 不等式の領域表示において,Xを含まない2次式の場合,常に境界線を描いてしまう.
5.70
- プレゼンテーション能力の強化
- 残像の扱い
- 関数(陽関数,陰関数)の残像を記録の対象とした.また,範囲変更時にも消えないようにした.
- すべての残像や軌跡に関して,もとになるの関数や図形が削除された場合,該当残像も消去されるようにした.
- 陽関数・陰関数の残像も表示スイッチでON・OFFできるようにした.
- 基本図形要素の追加
- 幾何での利用を考慮して,H,I を追加.14個の基本図形を扱うことができます.
- スクリプトの追加と変更
- 基本図形要素(Px,Pyなど)への代入文の追加
- On〜Chnage 命令の実行を,他の計算より先に実行するように変更.
- 以下のバグ修正
- 定積分F(a,b)が使えない.(5.63以降のバグです)
- その他
- 残像ファイル形式が変わりました.過去の残像ファイルを読み込むことはできません.
5.63c
- 以下のバグ修正
- 整数の実数乗が正しく計算されないことがある.(5.63b以降のバグです)
5.63b
- 以下のバグ修正
- ファイルからの読み込み時に,メモやスクリプトボタンが正しく表示されないことがある.(5.63a以降のバグです)
5.63a
- 以下のバグ修正
- 整数の整数乗計算の一部で結果が整数にならない(5.63以降のバグです)
- メモを不表示にした時に,スクリプトボタンがメモエリアのタイトル行と重なる.
5.63
- プレゼンテーション能力の強化
- ユーザーインターフェースの改善
- 式の入力に関するインターフェースを大幅に改善した.
- 入力に際して,関数の引数の範囲や,分数の分子分母の範囲を表示
- 関数の引数の範囲などについて,文法を単純化
- 関数の構文解釈において,冪を関数に優先するように変更
例:sin xn であれば,従来は (sin x)n であったが,今後は sin(xn) と解釈される.
補足:n=2,3,4の場合には,今まででも冪が優先していた.
- 三角関数の冪についての表記に完全に対応した.
sinnxについて,従来はn=2,3,4の場合についてのみ対応していた.
- 上記変更のため,一部のファイルでは互換性が失われています.
- 以下のバグ修正
- xy においてyが極めて0に近い数のときに,浮動小数演算エラーがでる
- ">="を含んだ不等式の値が,正常に評価されないことがある
5.62a
- 以下のバグ修正
- 画面表示色数が24ビット以外の場合にカラー(濃淡)印刷ができないことがある
色数を24ビットにしてから印刷するようにしたが,プリンタによっては印刷できないかもしれない.
- x(1/x)のグラフをかこうとすると,エラーが出る
5.62
- プレゼンテーション能力の強化
- ユーザーインターフェースの改善
- 領域のワイド・移動の操作時に,操作後のグラフイメージを表示するようにした.
- スクリプト実行用に,ボタンが表示されるようにした.
- スクリプトの追加
- Pause命令の追加.スクリプトの実行を停止し入力を待ちます.
- 変数yに対する代入を可能にした
- スクリプトの非表示オプションの追加
- その他の改善点
- 線分を引く際,点から原点に対して線を引くことができるようにした.
- 以下のバグ修正
- 画面右端および下端の1ドットが欠けて表示される
- y>f(x)形の不等式の領域の境界が表示されてしまう
- スクリプトで,陽関数や陰関数の描画を伴う場合に,これら関数が表示されないとこがある
- スクリプトで,for文でStepに,負の定数や2項以上の式を書いたとき正常に処理されない
- 関数や基本図形で定義可能な最大個数まで定義した後,[プロジェクトの初期化]を行うと,これらグラフの[作成]ボタンが表示されないままになる
- 関数電卓にでたらめな式を入力した際に,変な文字が表示されることがある
5.61a
- 以下のバグ修正
- スクリプトの「for 変数 := 初期値 to 終了値」において,終了値が負の定数や2項以上の式の場合に誤動作する
5.61
- スクリプトの追加
- パラメータや残像のコントロールを,スクリプトを用いてプログラムできるようにした.
スクリプトの利用で,軌跡の描画や繰り返し処理を自動で行うことができます.
- 関数の追加
- 3点のなす角を求めるように関数 arg の機能を拡張
- 乱数を与える関数rndの追加
スクリプトとの組合せで確率の実験ができます.
- 以下のバグ修正他
- 点の色を透明色にしても,軌跡を表示する
- 角が度数モードのとき,陰関数中のθが正しく機能しない
- 背景画像があるとき,陰関数や領域描画において,画面の一部の色が正しく表示されない
- メモの描画に際してwindowリソースの開放が正しく行われない
- その他の改善点
- 陰関数表示のスピードアップ(少しだけ?)
- グラフの座標表示およびグラフの式表示のOn-Offをポップアップメニューから行えるようにした.
- 陽関数の個数を20個に増やした.
5.60
- プレゼンテーション能力の強化
- 線分のプロパティに矩形を追加.矩形の描画ができます.
- 円および矩形領域の塗りつぶしをサポート
- 指数,ルート記号,立方根記号が,(特別な工夫なしに)数式通りに表示できる.
- ラベルに,式や式の値が表示できる.
- メモがプレゼンテーション機能を持つようになった.
- グラフウィンドウやデータパネル上の自由な位置に表示可能
- 文字,式,式の値の混在表示が可能
- マウスカーソル位置の点の座標やグラフの式を表示できる.
- 点や円の中心をドラッグするとき,x座標やy座標に条件式を与えることができる.
- 背景画像に(これまでのBitmapに加えて)Jpeg画像を貼り付けることができる.また,画像ファイ名を記録できる.
- ユーザーインターフェースの改善
- データパネルをはじめとしてデザインが大きく変わった.シンプルで使いやすくなっている.
- グラフウィンドウ上でグラフや図形を右クリックして,プロパティの編集ができる.
- グラフウィンドウでのマウスの働きについて,ズーム・ワイド・移動に加えて,「図形のドラッグのみ可能」状態の追加.
- 3ボタンマウスへの対応.
- 基本図形の定義に際して,ローカル変数x,y,rが使用できる.
- a<x<bのような論理式に対応.
- 対数関数logの扱いの変更.
- ファイルをloadする際,スクリーンサイズに合わせて表示されるようにした.
ただし,縦横比はファイルデータが優先する.
- 関数の追加
- スピードの改善
- 陰関数を再描画する際,必要な関数だけを再描画するように改善.
- 以下のバグ修正他
- 関数電卓を使用する前にファイルをロードした場合,陰関数や基本図形の変更を行おうとすると,角モードが勝手に変わってしまうことがある.
- 陰関数中のθについて,偏角とするかパラメータとするかを選べるようにした.
(以前のバージョンのファイルとの互換性を保つため)
- メモを保存していた"*.txt"ファイルは,5.60以降は不要.
- パラメータθの入力方法の変更.
5.52b
- 陽関数タイプの陰関数,および2次曲線の表示の高速化
- 残像化の際,1ステップ前のデータがメモリーに保存されてしまう.
- 関数電卓を使用する前に三角関数を含んだ陰関数をLOADしたとき,後に初期化あるいはLOADすると,以前の関数が再描画されてしまう.
5.52a
- 基本図形Gにデータがある場合,初期化時にエラーが生じることがある.
5.52
- 陰関数および基本図形で極方程式が扱えるようになった.
- 陰関数で,rおよびθの記述が可能になった.(x,yとの混在も可)
(rは原点からの距離,θは偏角を表す)
- 基本図形のメニューに極座標(の点)を追加.極方程式の入力が簡単になるとともに,極方程式の形で表示されるようにした.
- 右クリックによるポップアップメニューを用いて点を打てるようにした.
- ユーザー関数f2(x)定義時に,定積分ウィンドウの積分値が正しく表示されない.
- ユーザー関数の積分の記述を, F(上限,下限)から
F(下限,上限)に変更した.
5.51a
- 一部関数の計算時に,オーバーフローエラーが生じる.
5.51
- 表示領域のUndoを30回までさかのぼれるようにした.また,Undoに対するRedoボタンを設けた.
- カラー印刷時にサイズを50%超にすると印刷されない.
(この不都合は5.42cにおける改善の副作用であり,5.42b以前の状態に戻した)
- 導関数が,パラメータ変化時に再計算されない不都合(5.50以降)の改善.
- ファイルの記録時と読み込み時のディレクトリが一致するようにした.
また,「名前を付けて保存」時の,初期ファイル名は常にヌルを表示するようにした
5.50b
- sqrt関数を含んだ5.42c以前のファイルを読みこむとエラーを生じる.
5.50a
- 関数電卓で,x,y,eの文字の前後に空白が挿入される不都合(5.50のみ)の改善.
- 定義域の制限がある関数(主にsqrt)について,端点の表示の改善.
5.50
- 多項式(9次以下)に対する不定積分が扱えるようになった.
- グラフ表示エリアに背景を貼り付けることができるようになった.
- 関数値ウィンドウで任意の式の値が表示できるようになった.
- p,qをパラメータに追加.
- 原点に"O"と"0"が重なって表示される場合がある
- AsinとAcosで角モードが度数のときでも結果が弧度法になる不都合(5.41以降)の改善
- ヒントをステータスバーにも表示するようにした.
- コントロールパレットおよびメニューの構成変更
- 関数電卓のデザイン変更.
バージョンの更新によるデータ互換性について
ver5.63とそれ以前では,文法に若干の違いがあるため,ver5.62以前のファイルを5.63以降で読み込んだ場合,誤ったグラフを描く可能性があります.次の場合,式を訂正してください.
- 分数と次の項の間に,(空白や四則演算などの)区切りがない.(例:1/2sinx
-> 1/2 sinx)
- 三角関数の冪で,冪と引数の間に空白がない.(例:sin^2x
-> sin^2 x)
- 関数の引数と次の項の間に区切りがない.(例:sinx(1+cos2x)
-> sinx (1+cos2x))
ver5.0以降は,古いバージョンのデータに関して,以下の例外を除いて上位互換性があります.
(つまり,古いversionのデータは,新しいversionでも使えるが,逆はできない)
- 文法の拡張部分に関しては,新しい解釈に従います.
- ver5.56未満では,logの扱いはlog(真数,底)ですが,5.60以降ではlog(底,真数)になっています.
- ver5.70より前の残像ファイルを5.70以降のGrapesで読み込むことはできません.