Versionによる主な変更点(5.50まで)
5.0b8 から 5.0
- 級数の和を求める書式Σの追加
- 関数Max,Minの引数の個数が9個までの任意個数になった.
- 関数Logで,底の省略が可能になった.(省略した場合,常用対数とみなす)
- パラメータθの追加
- 「メインコンソールを前面に」(Ver5.3以降では「背面に移動」)ボタンの追加
- 初期状態をユーザーが変更できるように改善
- 基本図形の個数を8個から12個に増やした.
- グラフウィンドウがズームモードやワイドモードの際,シングルクリックで2倍のズーム(あるいはワイド)になっていたのを,ダブルクリックに変更
- 「-x^n」を「(-x)^n」と解釈してしまう不都合の改善
- 「ax^n」を「(ax)^n」ではなく「a(x^n)」と解釈するように改善
- 比較演算子「=」の改善 (Dos版Grapesと同じにした)
- 線分描画の際,拡大していくと表示されなくなることがあるのを改善
- 式が非常に長い場合に,「循環エラーです」メッセージを出す不都合を改善
5.1
- パラメータ k の追加
- 目盛りの線種について,実線か点線かを指定できるようになった.
- グラフウィンドウ下部ステータスバーのHeightが正しく表示されないのを改善
- Σ文でパラメータ v,θが使えない不都合の改善
- 度数法時に,関数 tan が正しく計算されない不都合の改善
5.3
5.30
- 描画速度の改善(約30%)
- 陰関数のグラフが扱えるようになった.
特に,x,yが共に5次以下の多項式では高速に描画することができる.
- グラフウィンドウやメインコンソールの位置や大きさが保存できるようになった.
また,ディフォルトの状態変更に関するメニューの追加
- Ver5.0以前のファイルを読み込んだ際に,定積分windowでハングアップする不都合の改善
- ファイルを読み込む際,一部変数が初期化されず,浮動小数点演算エラーを出す不都合の改善
- 目盛りを点線にした場合,一部に濃さの異なる線が描かれる不都合の改善.
- 基本図形F,Gの要素を他の関数から参照できない不都合の改善.
5.31
- 陰関数のグラフを描く際,y方向のスキャン密度を下げて,高速に描画することができるようにした.
- 目盛りを粗くしていくと,「0による除算エラー」が生じることがある不都合の改善.
5.32
5.4
5.40
- 不等式による領域表示が可能になった.
- 同時に扱える陰関数の個数が5個になった.
- 初期化や読込の際に,GDIリソースを無駄に消費する不都合の修正
- ユーザーインターフェースの改善
5.41
- ファイルのDrag&Dropに対応
- HTMLマニュアルの表示が,メニューから行えるようになった.
- グラフエリア上での操作の多くが,右ボタンによるポップアップメニューから行えるようになった.
- 陰関数描画での,(時間のかかる場合の)中断のサポート
5.42
- 軸および目盛り文字のサイズを変えられるようになった.
- 基本図形のラベルを表示する際,自由な文字列の表示が可能になった.
- フラットボタンの採用,ボタンのアイコン化の徹底など,ユーザーインターフェースの改善.
- 2点を結ぶ直線について,2点が接近しているときに正しくに表示されない不都合の改善.
- グラフエリアのサイズを縮小すると,ハングアップすることがある不都合の改善.
- 残像(や軌跡)データが1000ステップを超えると範囲変更などの際,ハングアップする不都合の改善.
5.42a
- 2点を結んで水平線を引こうとすると,ZeroDivisionが生じる不都合(5.42のみ)の改善.
- 画面プロパティで,[内容を表示したままドラッグする]にチェックされているとき,グラフウィンドウのサイズをマウスのドラッグで変更することができない不都合の改善.
5.42b
- 残像消去時や表示範囲変更時に,軌跡の一部が正しく表示されない不都合の改善.
- 記録時に,軌跡の一部が正しく記録されない不都合の改善.
- 陽関数タイプの陰関数(y=f(x)やy>f(x)など)の描画速度の高速化.
5.42c
- 線分に灰色を指定できない不都合(5.42以降)の改善.
- 特定のタイプの陰関数(y=f(x,y)やy>f(x,y)など)のグラフが正しく表示されない不都合(5.42bのみ)の改善
- カラー印刷時のワークファイルが不要になった.