使用説明書
- 不等式の領域
- 指数の旅
- 二項分布実験器
PC9801では,プログラムの実行に際しては,マウスドライバmouse.sysが必要です.
キーボードからも使えますが,このドライバが設定されていないシステムでは,
動作しないこともあります.
不等式の領域
4次不等式で表された領域の表示する.2つの領域の表示が可能
ファイル名
- DISPAR42.EXE(for PC9801)
- DISPAR4V.EXE (for DOS/V)
起動方法
- > DISPAR42 (pc98)
- > DISPAR4V (DOSV)
操作方法
操作は,画面上のボタンをマウスでクリックするか,そのボタンに表示されているキーを押す.
マウスでボタンをクリックした場合,左ボタンが押した時に実行するのではなく,離したときに
実行される.また,そのボタンの外で左ボタンを離した時は,実行しない.
- 領域を表す不等式の入力([F9:式入力],[F10:式入力])
- [F9:式入力]か[F10:式入力]を押し,式を入力する.
例)x2+3y2<4xy−5x+2 ならば,
xx+3yy<4xy−5x+2
もしくは,
x2+3y2<4xy−5x+2
と入力する.
入力後,式は整理して表示される.(括弧は使えない.また分数もない)
入力の中止は,CTRLキーかESCキー右ボタンを押す.
- 領域を調べる.(グラフ領域でクリック)
- マウスをグラフ領域に移動すると十字の形になる.ここで左ボタンを押すと,その点がどの領域に
入っているかが表示される.すなわち,領域1に入っていれば赤で,領域2に入っていれば緑で,
斜線が表示される.
- 領域全体の描画([F6:領域描画])
- 領域が描画される.
- 領域全体の描画([F7:境界描画])
- 領域の境界線だけが,描画される.
- 描画の停止は,SPACEキーを押すか右ボタンをクリックする.
- 停止後,リターンキーを押すか,左ボタンをクリックすると再開する.
CTRLキーかESCキーを押すか,右ボタンをクリックすると中断する.
描画速度を遅くするためにwaitをかけてある.SHIFTキーか左ボタンを押すと,押している間,
waitがキャンセルされ高速に描画される.ただし,速度の遅い機種では,この効果はない.
- 表示切り替え([F8:表示切替])
- 表示対象を切り替える.
[F8:表示切替]を押す毎に,
領域1表示→領域2表示→両領域不表示→両領域表示
の順に切り替わる.
画面上の,緑や赤の丸いボタンをクリックすることによっても,表示を切り替えることができる.
- ズーム,ワイドで描画領域を変える.([F4:ズーム],[F5:ワイド])
- 描画領域が変化する.
ただし,描画領域は,−a≦x≦a,−a≦y≦a(a=2,3,5,8,12,20)で表される6種類に限られる.
領域変更を行うと,画面は消されてしまうので,描画し直す必要がある.
- グラフ領域消去([F3:消去])
- 描画されている不等式の領域が消去される. 不等式や,変域は変化しない.
- 初期化([F1:初期化])
- 画面上のすべてのデータが消去される.
- 終了([ESC:終了])
- このプログラムは終了する.
指数の旅
指数関数について,xの値によって,10x
の値がどれくらい大きくなるかを,実感として 捉える
ファイル名
SV10.EXE (for PC9801 only)
起動方法
> SV10
このソフトは,背景データをディレクトリ"SV10DATA"に持っています.このディレクトリは,
カンレントディレクトリのすぐ下になければなりません.
操作方法
最初に簡単な説明が出るので,読んだら次へ進む.
ロケットとグラフのある初期画面が表示される.ここでは,最初にHELPを見ること.
ロケットの発射台は矢印で移動する.早く移動するには,SHIFTキーを押しながら作業する.
リターンキーで発射する.発射後,発射位置によって,の高さまで上昇する.
飛行中,SHIFTを押すと,次の画面へスキップする.
また,SPACEや右クリックで,停止する.停止後,リターンか左クリックで再開,CTRLかESCか
右クリックで中断する.
ロケットの説明([HELP])
ロケットについての説明が表示される.
終了([ESC:終了])
このプログラムは終了する.
二項分布実験器
画面上にパチンコの様な台があり,釘に球が当たると乱数によって,右か左に落ちる.
これの繰り返しによって確率分布を得る.
ファイル名
BALLFALL.EXE (for PC9801,DOS/V)
起動方法
- > BALLFALL
- DOS/V版では,タイマーを用いた速度調節がうまく働かないことがある.もし,球の落下
が早すぎるときには,起動時に次のようにパラメータを与えるとよい.
>BALLFALL 1500
この数字は,1000が基準になっていて,与える値に比例して遅くなる.例えば,1500
では,50%遅くなる.
操作方法(初期設定)
- 確率の変更([F5],[F6])
- 球が左右に落ちる確率を設定します.
- 球数の変更([F8])
- 球数を変更します.最大は2000個です.
- 段数の変更([F10])
- 釘の段数を変更します.最大は40段です.
- 実行([return])
- シミュレーションを実行します.
- 終了([ESC])
シミュレーションの操作
- 球を落とす([return]または左クリック)
- 球を1つ落とす.リターンキーを押し続ければ,続けて落ちる.球の落下は,機種依存
を避けるためにタイマーを用いてWAITをかけています.SHIFTキーを押すことで
WAITをキャンセルすることができます.
- 一時停止([SPACE]または右クリック)
- シミュレーションを一時停止します.停止後の操作は,
再開:[return]または左クリック
中断:[CTRL]または[ESC]または右クリック
- 表示切替([F3])
- 落ちた個数を表示するか,相対度数を表示するかの切り替えです.[F3]は,あらゆる場面
で有効です.
- 二項分布の表示([F4])
- 計算上の分布(二項分布)を表示します.[F4]も,あらゆる場面で有効です.
- 球の色について
- 50個に1個の割合で,赤い球が出てきます.この球は,青い球とは音も異なっていますが,
それ以上の意味はありません.ただの愛嬌です.