使用説明書


  1. 不等式の領域
  2. 指数の旅
  3. 二項分布実験器


PC9801では,プログラムの実行に際しては,マウスドライバmouse.sysが必要です. キーボードからも使えますが,このドライバが設定されていないシステムでは, 動作しないこともあります.


不等式の領域

4次不等式で表された領域の表示する.2つの領域の表示が可能

ファイル名

起動方法

操作方法

 操作は,画面上のボタンをマウスでクリックするか,そのボタンに表示されているキーを押す.
 マウスでボタンをクリックした場合,左ボタンが押した時に実行するのではなく,離したときに 実行される.また,そのボタンの外で左ボタンを離した時は,実行しない.

領域を表す不等式の入力([F9:式入力],[F10:式入力])
[F9:式入力]か[F10:式入力]を押し,式を入力する.
例)x2+3y2<4xy−5x+2 ならば,
   xx+3yy<4xy−5x+2
  もしくは,
   x2+3y2<4xy−5x+2
  と入力する.

入力後,式は整理して表示される.(括弧は使えない.また分数もない)
入力の中止は,CTRLキーかESCキー右ボタンを押す.

領域を調べる.(グラフ領域でクリック)
 マウスをグラフ領域に移動すると十字の形になる.ここで左ボタンを押すと,その点がどの領域に 入っているかが表示される.すなわち,領域1に入っていれば赤で,領域2に入っていれば緑で, 斜線が表示される.
領域全体の描画([F6:領域描画])
 領域が描画される.
領域全体の描画([F7:境界描画])
 領域の境界線だけが,描画される.
描画の停止は,SPACEキーを押すか右ボタンをクリックする.
停止後,リターンキーを押すか,左ボタンをクリックすると再開する.
CTRLキーかESCキーを押すか,右ボタンをクリックすると中断する.
描画速度を遅くするためにwaitをかけてある.SHIFTキーか左ボタンを押すと,押している間, waitがキャンセルされ高速に描画される.ただし,速度の遅い機種では,この効果はない.
表示切り替え([F8:表示切替])
表示対象を切り替える.
[F8:表示切替]を押す毎に,
   領域1表示→領域2表示→両領域不表示→両領域表示
の順に切り替わる.
 画面上の,緑や赤の丸いボタンをクリックすることによっても,表示を切り替えることができる.
ズーム,ワイドで描画領域を変える.([F4:ズーム],[F5:ワイド])
 描画領域が変化する.
ただし,描画領域は,−a≦x≦a,−a≦y≦a(a=2,3,5,8,12,20)で表される6種類に限られる.
領域変更を行うと,画面は消されてしまうので,描画し直す必要がある.
グラフ領域消去([F3:消去])
 描画されている不等式の領域が消去される.  不等式や,変域は変化しない.
初期化([F1:初期化])
画面上のすべてのデータが消去される.
終了([ESC:終了])
このプログラムは終了する.


指数の旅

 指数関数について,xの値によって,10x の値がどれくらい大きくなるかを,実感として 捉える

ファイル名

 SV10.EXE (for PC9801 only)

起動方法

 > SV10
このソフトは,背景データをディレクトリ"SV10DATA"に持っています.このディレクトリは, カンレントディレクトリのすぐ下になければなりません.

操作方法

 最初に簡単な説明が出るので,読んだら次へ進む.
 ロケットとグラフのある初期画面が表示される.ここでは,最初にHELPを見ること.
 ロケットの発射台は矢印で移動する.早く移動するには,SHIFTキーを押しながら作業する.
 リターンキーで発射する.発射後,発射位置によって,の高さまで上昇する.
 飛行中,SHIFTを押すと,次の画面へスキップする.
また,SPACEや右クリックで,停止する.停止後,リターンか左クリックで再開,CTRLかESCか 右クリックで中断する.

ロケットの説明([HELP])

 ロケットについての説明が表示される.

終了([ESC:終了])

 このプログラムは終了する.


二項分布実験器

 画面上にパチンコの様な台があり,釘に球が当たると乱数によって,右か左に落ちる. これの繰り返しによって確率分布を得る.

ファイル名

 BALLFALL.EXE (for PC9801,DOS/V)

起動方法

> BALLFALL
DOS/V版では,タイマーを用いた速度調節がうまく働かないことがある.もし,球の落下 が早すぎるときには,起動時に次のようにパラメータを与えるとよい.
  >BALLFALL 1500
この数字は,1000が基準になっていて,与える値に比例して遅くなる.例えば,1500 では,50%遅くなる.

操作方法(初期設定)

確率の変更([F5],[F6])
球が左右に落ちる確率を設定します.
球数の変更([F8])
球数を変更します.最大は2000個です.
段数の変更([F10])
釘の段数を変更します.最大は40段です.
実行([return])
シミュレーションを実行します.
終了([ESC])

シミュレーションの操作

球を落とす([return]または左クリック)
球を1つ落とす.リターンキーを押し続ければ,続けて落ちる.球の落下は,機種依存 を避けるためにタイマーを用いてWAITをかけています.SHIFTキーを押すことで WAITをキャンセルすることができます.
一時停止([SPACE]または右クリック)
シミュレーションを一時停止します.停止後の操作は,
  再開:[return]または左クリック
  中断:[CTRL]または[ESC]または右クリック
表示切替([F3])
落ちた個数を表示するか,相対度数を表示するかの切り替えです.[F3]は,あらゆる場面 で有効です.
二項分布の表示([F4])
計算上の分布(二項分布)を表示します.[F4]も,あらゆる場面で有効です.
球の色について
50個に1個の割合で,赤い球が出てきます.この球は,青い球とは音も異なっていますが, それ以上の意味はありません.ただの愛嬌です.