定直線(準線)からの距離と, 定点(焦点)からの距離が等しいような点の集まりが, 放物線(よく知られている2次関数のグラフ)になることを,示しましょう.
焦点をF( f , 0 ),準線を x = -f ,放物線上の任意の点を P( x , y ) とする.
PF = PH なので,
PH2 = PF2
したがって,
( x + f )2 = ( x - f )2
+ y2
これを展開して整理すると,
4 f x = y2
中学や高校で習う2次関数は,y = a x2 の形をしているが, 上の式も両辺を 4 f で割ってから, x と y を入れ替えれば,
y = x2 /4f
となる. 「x と y の入れ替え」は,x 軸と y 軸の入れ替えだと考えればよい.