連結図形に関しては,「数学教育8月号」本文では,2点を結ぶ線分しか紹介しませんでしたが,直線,半直線,矢線,円弧,多角形など多くの図形を描くことができます。いずれも,複数の頂点を指定したのち描く図形の種類を選びますが,ここでは本文との関連として,4点を結ぶ多角形を描く方法と一旦定義した線分を修正する方法を説明します。
なお,多角形を選んだ場合,内部色やハッチングパターンを指定すると,図形内部を塗りつぶすことができます。
連結図形を描くと,データパネルに連結図形エリアが表示されます。この中から修正したい対象をクリックすると,[連結図形のプロパティ]ウィンドウが表示され,修正することができます。
直線群や曲線群で囲まれた曲線を包絡線と言います。
右図は本文で紹介した例ですが,正方形に内接して動く正方形による包絡線です。放物線の一部分になります(包絡線_放物線_改良版.gps→ページ最下部へ)。
ここでは,誰でも簡単に描けてきれいな結果が得られるものを2つ紹介します。いずれも円を利用します。円周を細かく等分したものを用意します。
この操作を繰り返します。どんな模様ができると思いますか。右図をクリックしてみてください。結果があります。
また,点Qを3目盛りずつ動かすとどうでしょうか。あるは,もっと違った条件で動かすとどうでしょうか。ぜひ自身の手で試してみてください。(包絡線_外サイクロイド.gps→ページ最下部へ)
また,この図に関しては,下記URLに関連の説明がありますので,一度ご覧下さい。
http://www.osaka-kyoiku.ac.jp/~tomodak/paper/chord.html
円周上の1点Pからx軸とy軸に垂線を下ろし,その足をQ,Rを結びます。円周上の様々な位置に点Pをとり,この操作を繰り返します。右図をクリックすると結果を見ることができます。
この手の図形は細かく正確に描くのがコツです。GRAPESを利用してきれいに印刷してみてください。(包絡線_アステロイド.gps→ページ最下部へ)