2つの定点P,Qに対して,
PX = k QX ・・・@
を満たす点Xは,
P,Qからの距離の比 3 : 1 |
を描きます。(アポロニウス.gps→ページ最下部へ)
この円をアポロニウスの円といいます。
(アポロニウスは,紀元前200年ごろの数学者で,「円錐曲線論」を著しています)
方程式@を満たす点の集まりが円になることは,
P(a,0) , Q(b,0) , X(x,y) とおいて,PX2 = k2QX2 に代入すれば,
(x-a)2+y2 = k2{(x-b)2+y2}
となるので,これを展開して整理すれば円になることが確かめられます。
高校2年生が教わる内容です。
ちなみに,GRAPESで描くときも,
PX = k QX ・・・@
よりも,
PX2 = k2QX2 ・・・A
とした方が,すばやく描くことができます。
これは,@をx,yの方程式になおした場合,ルートの計算が必要なのに対して,Aはx,yの2次式なので計算が速いのです。
2定点からの距離の和が一定である曲線PX + QX = 2a (aは定数)は楕円です(楕円.gps→ページ最下部へ)が, 2定点からの距離の差が一定である曲線PX - QX = 2a (aは定数) は双曲線の一部になります。(双曲線.gps→ページ最下部へ) |
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たまご,しずくPX + k QX = 2a (a, k は定数) は,k = 1 のときは楕円,k = -1 のときは双曲線ですが, |
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2定点からの距離の積が一定である曲線PX × QX = 2a (aは定数) カッシーニ曲線と呼ぶのだそうです。 |
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3点からの距離の和が一定であるような曲線PX + QX + RX = 3a (aは定数) 名前は・・・知りません。(^_^;; |